Yarn Getting Tangled

美術のこと、読書のこと、編み物のこと、大学院生から引きずっている適応障害で休職している日々のことを綴ります。

再休職の過ごし方(9月後半~10月前半)

前回のエントリに書いた通り、今は再休職中です。

再休職しました - Yarn Getting Tangled (hatenablog.com)

この記事でも、便宜的に6月~9月前半の休職を第一期休職、9月後半~現在の休職を第二期休職と呼ぼうと思います。

 

第一期休職では、「休職中どう過ごせば自分を責めずにいられるのか? 回復に向かえるのか?」というのが分からず悪戦苦闘していました。配偶者がいる休日はまだいいのですが、一人で家にいる平日はどうしていいのか分からず……。ある日は一日布団にくるまって「今日も何もできなかった」と絶望したり、別の日は思い立って美術館に行き、その日は楽しいけれど、それはそれで「楽しいことはちゃんとできるのに働けない自分はなんなんだ」と責めたり、翌日疲れてまた寝込んだり。

第二期休職に入って、ようやく自分を責めない程度に程よい負荷の日課を続けられ始めたので記録しておきます。

再びの休職、平日どう過ごしているか

朝:とにかく外に出る

私は現在、会社員として働いている配偶者と同居しているので、基本的に朝は配偶者のスケジュールに合わせて行動しています。一人暮らしだと絶対生活リズムを崩していたので、ここはありがたいところ……。

7:30に起床し、朝食・家事タスク(洗濯・洗顔・着替etc...)をこなした後、8:30ごろ配偶者の通勤についていく形で家を出ます。

最寄り駅まで一緒に行き、配偶者を見送ったらそのまま家の方まで戻りつつ、自宅近くの図書館に行きます(日によってはそのまま電車で少し遠方の大きい図書館に行ったりもします)。

これがものすごく助かっていて、強制的に外に出るイベントを作ることで虚無のループから脱することができています。

虚無のループとは、

  1. 配偶者の出勤を見送る
  2. 布団に転がりスマホSNSやら無料連載の漫画やらを読み漁る
  3. 12時ごろまで「今日も何もできていない……」と罪悪感を抱えつつ布団から起き上がれない
  4. 昼食は適当に摂るが、その後再び布団に戻り、「今日もやっぱり何もできていない」と思いながら夕食まで過ごして消えたくなる

を平日延々と繰り返すことを個人的にそう呼んでいます。第一期休職初期とか、そもそも体力・気力が限りなくゼロに落ちている時はむしろ動かない方がいいのかもしれませんが、少し回復すると何もしないことを気に病める程度には元気になるけど、自分で外に出る意志を持てないんですよね……。第一期休職時は、意志がよわよわすぎて自分で家を出られる確率が20%くらいだったので、第二期では配偶者を頼ることにしました。

今のところ片道25分程度の道のりなのですが、往復地点で息切れするので復路は公園で休みつつ歩いています。体力の無さよ……。あと、息切れが続くと耳が詰まるような状態になるんですよね。飛行機の離陸時によくなるやつみたいな感じで、周りの音はクリアなままですが自分の呼吸音や声がこもって反響します。なぜか頭の位置を下げると治ることが多いので、こっそり道端で怪しまれない程度に前屈しています。

当面の目標は往復50分、休憩なし・息切れしない状態で歩き切ることができるようになることです。

図書館ではこうしてブログ記事を書いたり本を読んだりしつつ、お昼までの1~2時間を過ごしています。意外と朝から自習室を利用している方は多いので、謎の仲間意識も芽生えつつあります。

昼:基本は予定を入れずその日次第で

お昼になると、一旦昼食を摂りに家に戻ります。

その後のスケジュールはその日次第で、図書館にまた戻ることもあれば、家の布団で放心していることもあります。図書館に向かう用意をして靴まで履いたものの気力が持たず、玄関でひたすらSNSを眺め続けて2時間経過することすらあり、めちゃめちゃムラがありますね……。

ただ、例え昼がぐずぐずでも、「とりあえず朝動いたじゃん」という免罪符を振りかざせる(自分に対して)ので、第一期ほど落ち込む時は少ない気がします。

個人的な進歩としては、「家でやる気が起きない」という状態だとそれまでは布団一択だったのが、「とりあえず筋トレとかするか……」と体を動かす選択肢も選べるようになってきたこと(勝率50~60%くらいですが)。スマートバンドを付け始めたので、やればやるほどログが蓄積される楽しさもあり、YouTubeで10分ほどの軽い筋トレ動画を見ながらぼちぼちやっています。

夜:負荷が軽めの娯楽でリラックスする

夜は配偶者の帰りまでに夕食を用意するタスクがありますが、かなり内容を軽めにしている(作り置きを温めるか、下味冷凍した肉と冷凍野菜を炒める)ので体裁はともかく継続はできています。

夕食、入浴等のタスクを済ませたら、30分ほどストレッチし、その後は読書なり編み物なりゲームなりの娯楽をするという流れ。

ただ、入浴中湯舟で「今日はXXできなかったな」「明日はXXしなきゃ」と反省タイム&明日のタスク組みを始めてしまう時があり、風呂場から出た後、体は疲れて動けないが動悸だけが活発という状態になります。明日の予定を決めること自体は悪いことではないはずなのですが、そこに焦りがどうしても付いてきてしまうのでしょうね……

また、就寝前はエゾチラムを服用して入眠しやすくしているのですが、最近は布団に入っても1時間程度寝付けないのがデフォルトになりつつあります。

入浴中の反省タイム→動悸が出て寝付けないという流れがあるんだと思うのですが、ここの発生フラグが必ずしも「日中タスクをこなせなかった」だけではない気もしており……(むしろ結構こなせた日の方が、日中の勢いにブレーキをきかせることができなくなっている?)。今後の課題ですね。

物理的に動く習慣、大切

会社員時代はとかく出勤を忌み嫌っていたのですが、今になって「朝、強制的に家を出て数十分歩く」という習慣にとても助けられています。朝の倦怠感を断ち切りつつ、一日の運動量も多少は確保できる

ただ、今のところそれも配偶者ありきで成り立っている習慣なので、将来的に生活スケジュールの変化があると崩れてしまいそうな気もします。早めに自ずから動けるようになりたいですね(休日とかも朝20分くらいは歩くとか……)。

 

あとは課題があるとすればタスク管理の仕方でしょうか。考え出すと「やるべきこと」は無限にあるのですが(退職した場合の社会保障・税金について調べるとかね……)、今は「やるべきこと、やりたくない……やらなきゃ……」と悩むだけで1~2日は平気でつぶせる状態なので、タスクを思いついたらちょっと先のGoogleカレンダーに登録して、自分の思考の外にいったん出すのを実践していきたいですね。

 

9月後半~10月第二週にかけてこのスケジュールで習慣化できてきたので、今度からは美術館に行くなどの変則的なタスクも入れていきたいです。ただでさえ芸術の秋、いろんなところで素敵な展示が開かれているので。