Yarn Getting Tangled

美術のこと、読書のこと、編み物のこと、大学院生から引きずっている適応障害で休職している日々のことを綴ります。

大学図書館で毛玉について調べた日

前回、休職中の過ごし方について書きました。

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朝は大体配偶者の通勤について行く形で家を出て、自宅近くの図書館に行っているという話をしましたが、昨日久々に通勤後、電車に乗って出身大学院の図書館まで行ったので、個人的に書いている日記を採録してみます。休職中の過ごし方のバリエーションとして。

 

10/13 大学図書館へ行く

 

雨がぱらぱら降る。冷え込む日だ。
今日は配偶者と共に改札を通り、電車に乗り込むことにする。出身大学院の図書館へ行き、利用証を作るためだ。このあいだ観た京都国立博物館河内長野の霊地 観心寺金剛寺」展で、鹿が吐き出した毛玉(鹿玉)が寺宝として展示されているインパクトがどうしても忘れられず、関連資料を調べたかった。

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久々の遠出のためか、大学最寄り駅で動悸がすごくなったので、ベンチで頓服を飲んで少し休む。

何とかたどり着いたキャンパスは銀杏臭かった。あらゆる建物の入り口に「関係者以外立ち入り禁止」とあり、今更ながらコロナを感じる。図書館だけは卒業・修了生に限り入館証を作成すれば閲覧利用が可能になっており、他館は予約必須が多い中でありがたいことだ。入館証作成のために必要な、A3サイズのでっかい学位記(折り畳めない)を運んだ甲斐があった。しかも旧姓で入館証を作ってくれて嬉しい。
また、建物内は在学中に行っていたリニューアルが終わり、フロア数が増えていてびっくりした。学位記がでかすぎてうろうろするのは断念したが、次行ったときは色々見て回りたい。

お目当ての京博の社寺調査報告書を調べる。知恩院にも牛玉と呼ばれている毛玉が収蔵されていることが分かった。むしろ「牛玉」の呼称のほうが『大日本国語辞典』にも出ているのでメジャーそうだ。今日は入館証作りを達成目標にしていたので、後日また調査に来ることにする。
(関係ないが、雑誌コーナーで『ちくま』10月号を立ち読みし、津村記久子『苦手から始める作文教室』がすでに出ていることを知る。読まねば!)


生協書籍部にも寄りたかったが、雨で面倒くさくなり、昼ごはんを食べがてら帰ることにする。大学構内の食堂だと、在学時のよからぬ思い出が出てくる気がして、最寄り駅のサンマルクカフェでお昼を食べる。キッシュとチョコクロワッサンがおいしいが、シンプルにクロワッサンが食べたい気持ち。冷凍のやつ買おうかな。

 

最寄り駅まで帰る。
寒いし天気悪いし、絶対体調崩すと思ったので、家に帰ったとたんパジャマに着替え水筒のお茶を温める。お茶を飲みながら昨日買った『もっと知りたい 竹内栖鳳 生涯と作品』を読む。

飲み終わって、今日はもう好きなことしよう、とゲームを3時間くらいやる。冷静に考えるとゲーム内でやってることはひたすらタスクをこなすことで、何が楽しいのだろうと思うがついついやっちゃうんだよな。ゲーム、結局仕事と同じ説は社会人になってからずっと私の中で燻ぶっている。

 

17時過ぎには切り上げ、社内メールの返信(やだ!)と運動をする。
夕食に「冷凍鶏団子と冷凍ブロッコリー ~ケチャップ甘酢ソース添え~」(ソースだけ自作)を作りながら、最近読んでいたキャスリーン・フリン『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』の登場人物と自分は結構一緒では……? となる。最近極限まで自炊さぼってるしな。
めかぶのスープは配偶者に好評だった。

 

今日の夜も動悸はする。でも今のところ頭痛などの身体症状には見舞われていないので、天気の変動を少し乗り切れた感はある。